ダイバー向けの文字盤

03/02/2020

グラスヒュッテ・オリジナルの至高のクラフトマンシップを駆使した印象的な顔つきの SeaQ

非常に精巧な機械式時計の製造について話をする場合は、通常、非凡なことも多い複雑機構の説明や、ムーブメントの洗練された装飾仕上げから話を始めます。しかし、それと同じくらい重要で、それに劣らず複雑なのは、最高級の文字盤をつくることです。何といっても、時計の顔となるものだからです。印象的であればあるほど、文字盤は見る者の目を最初に惹きつけ、多くの場合、間違いなく購入の決め手となります。 グラスヒュッテ・オリジナルは、ドイツ南部の都市、フォルツハイムに独自の文字盤マニュファクトリーを所有する、プレステージセグメントのウォッチメーカーとしては稀な存在です。 この能力により、非常に個性的な製品をつくることが可能となっており、グラスヒュッテ・オリジナルのどのタイムピースにも独特な外観が備わっています。その最新の例となるのが、ダイバーズウォッチである新しい SeaQ と SeaQ パノラマデイトの文字盤です。どちらも、多種多様な特徴的な技法を用いて製造されています。

03/02/2020

一般に、ダイバーズウォッチは印象的な外観が特徴的です。主流となるのはブラックの文字盤で、たっぷりと夜光塗料を塗って非常に見やすくした数字、インデックス、針、そして潜水時間を設定するための回転式ベゼルを組み込んだ、堅牢な金属ケースが備わっているのが普通です。もちろん、これには、それなりの理由があります。ほぼ無限のさまざまな形や色が用いられる他の多くの腕時計とは違って、ダイバーズウォッチは特定の設計要件も満たす必要があるからです。ダイビングで使用するという主要な目的がある以上、日光のもとでも暗闇でも、地上でも水中でも、すばやく時刻を読み取れることが特に重要となります。しかし、ダイバーズウォッチ間の類似性が大きいとはいっても、個性的な外観や雰囲気を生み出すためのデザインの自由は十分に残されています。グラスヒュッテのデザイナーは、1960年代後半にグラスヒュッテ初のダイバーズウォッチを開発したときに、すでにこのことを証明しました。そのときにデザイナーたちが魅力的なアラビック数字と印象的な針を採用して生み出した外観こそが、グラスヒュッテ・オリジナルの新しいダイバーズウォッチ、SeaQ と SeaQ パノラマデイトの着想の源となりました。

デビューモデルでは、4 つのバージョンの文字盤が発表されます。そのうち、SeaQ モデルの 2 つの文字盤は直径 30.5 mm で、色とデザインは歴史的に先行するモデルを忠実に受け継いでいます。バージョン間のわずかな相違は、文字盤上の文字にあります。69 本限定エディションでは、歴史的に先行するモデルと同様、「25 Rubis, Shockproof」(25 石、耐衝撃)と書かれていますが、通常モデルには「Glashütte i/Sa」と書かれています。SeaQ パノラマデイトの直径 33.1 mm の文字盤は、ブラックとブルーの2つのバージョンがつくられ、多くの新しい特徴が備わっています。パノラマデイトでは 4 時位置の窓が大型であることに加え、小型の SeaQ バージョンとの最も明白な違いは、アプライドの数字とインデックスを採用していることです。これにより、文字盤がまったく立体的な長所を獲得しています。

多大な努力によって得られる完璧な結果
どの文字盤も、出発点となるのは地金板で、これを金属(この場合は真ちゅう)製ストリップから打ち抜きます。同時に、それぞれの地金板について、2つのスタッドを縁にプレス加工し、さらに 4つのいわゆるキャッチ穴をプレス加工しますが、これは以後の加工ステーションで地金板を固定するのに役立ちます。次のステップでは日付窓をつくりますが、これは打ち抜いた装飾フレームによってあとで美化されます。続いて、中央に穴を挿入しますが、これは最終的に針が回転する部分となります。さらに、SeaQ パノラマデイトの場合は、ほとんど見えないくらいの穴を複数あけ、ここにアップリケの小さな足を取り付け、背面から溶接します。こうした基礎的なステップの最後に、地金板から文字盤を打ち抜き、最終的な直径が決まります。

ここからは、表面加工となります。まず、研削盤と研磨機、および特殊な液体(エマルション)を用いて文字盤を研削、ついで研磨し、ハイグロス仕上げを施します。これは、次にサンバースト仕上げを行うために必要な前提条件となります。サンバースト仕上げは、垂直に回転する真ちゅう製ブラシを使って施します。続いて、着色に移ります。亜鉛めっきを用いて、バージョンに応じてブラックまたはブルーの色調を文字盤に与えます。エディション全体にわたって一貫した高品質な同一の結果を得るために、文字盤職人には多くの経験と集中力の持続が求められます。文字盤を浄水で洗って乾かしたら、数字、インデックス、ロゴ、文字、追加の細部を取り付けることができます。

文字盤のその後の工程は、2 つのバージョンで異なる経路をたどります。小型の SeaQ モデルの場合、まず明るい色の下塗りを用いて、数字とインデックスのラインを文字盤に描きます。次に、柔らかいラバーパッド(タンポン)で、エッチングしたプレート(クリシェ)からインクを吸い取り、並外れた精度で、それを文字盤の表面に押し付けます。同じ工程を、今度はホワイトの印刷インクを使って、他のすべての細部に施します。最後のステップで、いわゆる「オールドラジウム」色の蛍光塗料スーパールミノバを、下塗りした数字とインデックスに手作業で慎重に塗布していきます。SeaQ パノラマデイトの場合、ロゴ、文字、分リングはパッド印刷技法を用いて追加しますが、数字とインデックスのアップリケは手作業で取り付けます。このアップリケにも蛍光塗料スーパールミノバを塗布しますが、この場合は明るいグリーンまたはホワイト(それぞれブラックまたはブルーの文字盤の場合)が用いられます。工程の締めくくりとして、文字盤に厳格な品質試験を課してから、グラスヒュッテに送られ、最終的に組み立てられます。

グラスヒュッテ・オリジナルについて    
真のマニュファクトリーによる時計製作の価値を受け継ぐグラスヒュッテ・オリジナルの歴史は、1845 年から続いています。ザクセン州の町、グラスヒュッテにあるグラスヒュッテ・オリジナルは、伝統的な職人の技能と革新的なテクノロジーを社内で融合させています。豊かな伝統を持つこのブランドは、ムーブメントの全部品の最大 95 % に加え、精巧な文字盤までも自社で製造しており、最高水準のドイツの時計製造技術を誇ります。

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